就労への焦りを抱えた障害者が多い
パネルディスカッションにおいて、複数のパネリストの方が「就労したい人の焦り」を度々指摘されました。経済的不安から、施設を利用後すぐに就労したいとの相談を持ちかけられたケースでは、就労への準備の必要性や生活を安定させてから就労へといった流れを説明して対処された経緯を挙げておられました。
管理人自身を振り返ってみると、「両親から経済的自立をしなきゃいけないし、奨学金の返済も今年の10月から始まるし...」といった不安から、「一刻も早く就職しなきゃ、正社員として就職しなきゃ、奨学金の返済もできない!!!」という焦りが常に脳裏にあります。
なので、今日のセミナーを受けて、まずは自分は焦っているという認識を持ち、その上で就労移行支援にじっくりと長い目で取り組んでいこうと思い直しました。
自己理解・情報共有の重要性
もう一つ、パネリストの方が指摘しておられのは、「自分を理解することの重要性」です。「自分の病名は言えても特性を面接の場や職場で説明できない人が多い」「本人が自分の障害について整理・理解できていないことが多い」といった意見が相次ぎました。
管理人自身も、「自身の特性を知り、それを周囲に説明できるようになりたい」と強く思いました。確か就労移行支援を受けるにあたってのサービス等利用計画にもそのような内容のことを目標に盛り込みましたね。
また、これはパネルディスカッション後に登壇された講師が仰ったことですが、「知る」ことがまず大切であり、その上で、知った情報は家族・友人・支援者・職場などで共有することがさらに大切であるということです。
今日のセミナーで管理人が個人的に期待すること
パネルディスカッションにおいて、「アスペルガー症候群など、特に高学歴・PC能力が高い人向けの職域(専門性が高い分野)開発に現在取り組んでいる」といったことが紹介されていました。これこそが正に管理人が望んでいる支援の形です。なので、ぜひ今後の取り組みに期待しています。
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