今回の投稿は、『カリスマ論』(岡田斗司夫著)の読書メモです。
メルマガやオンラインサロンでカリスマビジネスを行うホリエモン
p.18 前期ホリエモンは、資本主義社会においてITビジネスを手がけていた。
後期ホリエモンは、評価経済社会においてカリスマビジネスをやっている。
p.20 私が知っている限り、刑務所にいながらコンテンツをハイペースで生産し、新しいビジネスモデルを創りだしたのは彼くらいしかいません。
⇒☆確かに~。
p.27 ホリエモンやはあちゅうさんのオンラインサロンは、「Synaps(シナプス)」というプラットフォームを利用していますが、ほかにもさまざまなプラットフォーム事業者が登場し、著名人の囲い込みを行っています。
例えば、エイベックス・グループが運営するサロンプラットフォーム「athlete club(アスリート・クラブ)」。
p.31 カリスマの主催するオンラインサロンでは、本来お金をもらってやるようなプロジェクトの提案を、みんなタダか、逆にお金を払ってまでやっている。さらに、カリスマがプロジェクトを進めるとなったら、さらに忙しくなるわけだけど、参加者はそれもまた楽しんでいる。
p.35 高い評価を得た人は、メルマガやオンラインサロンを見ればわかるように、評価を簡単にお金に換えることができます。さらにいえば、いったんお金に変換しなくても、他人に強い影響力を及ぼせるようになります。
p.36 その後、FREEexは組織内の独自通過を発行し、私のコンテンツを活用したマイクロ起業を支援するようになりました。
⇒☆いいなあ、マイクロ起業。憧れる~。
カリスマとは、広い範囲に、人生への影響力を持つ機能を持つ人
p.39 私が定義するカリスマとは、「何か人生に影響を与えてくれる」という「機能」を持っている人です。
p.47 Ⅰ種カリスマ―メディアから与えられた称号でしかない
Ⅱ種カリスマ―影響力は持つが、範囲が狭い
Ⅲ種カリスマ―広い範囲に、影響力を持つ
p.51 教祖、メンター、トレーナーは、学びたい人なしでは存在しません。
p.55 彼ら(カリスマ;註)の基本姿勢は「来る者は拒まず、去る者は追わず」。
p.61 誰かから何かを学びたいと思ったら、まず自分がどういう人間関係を求めているのか自問すること、そして指導者がどういうタイプかを見極めることです。
カリスマの4大構成要素とは
p.79-81 カリスマを構成する要素は、以下の4つ。これらの要素をすべて備えている人が、カリスマと呼ばれます。
①シナリオライター
この世界がどうなっていくのかという、未来のシナリオがはっきりと見えていること。さらに、世界シナリオにおいて、自分やその他の人がどんな役割を果たせるのか、サブシナリオがかけること。
②パフォーマー
変化していく世界において、自分自身に役割があり、その役割を率先して演じることができる。傍観者ではなく、自分の役目を果たすことを強く強く意識している。人に任せて、おいしいところだけつまめばいいとは考えない。舞台の真ん中で演じていないと気が済まない。
③プロデューサー
近づいてくる人に対して世界シナリオとサブシナリオを提示し、動かそうとします。「世界シナリオはこうなっているから、当然お前はこうした方がいいよ」とお節介に介入しようとしますが、ある種の無責任さもあります。
提示されたシナリオに空いたが感動すれば、うれしいけれど、別にそうでなくても特に気にしたりはしません。また、相手が本当に言われたとおりに行動するかどうかについても、実はそれほど興味があるわけではありません。世界シナリオを支持し、運動に参加する人を増やしてムーブメントにしたいとは思っていますが、個々人については無関心です。そう考えると、私利私欲のために他人を利用しようとする人の方がまだ相手に対して責任感があります。
④トリックスター
既存の権威に取り入って、現在の世界における階級を上げる事には関心がありません。というのも、この世界は変わっていくものだと考えているからです。移ろいゆく世界で成功したところで、それはすぐに過去になってしまう。そんなことよりも、未来の変化の中で、自分のミッションが達成されたかどうかの方を面白がるわけです。
あなたは、これらの要素のうち、どれくらい当てはまっているでしょう?
⇒☆④「トリックスター」は当てはまっている気がする。
p.85 演じられるパフォーマンスに対して参加費を払っていた従来型ライブとは異なり、現在のライブは「特典」として使われることが増えてきました。
p.89 ディズニーランドというのは、ディズニーのキャラクターを中心に据えたカリスマビジネスと捉えるとわかりやすいでしょう。
p.110 以前に私と『未来改造のススメ』(アスペクト)を書いた、プログラマーの小飼弾さんが面白いことを言っています。
「何かが足りない人間は、衝突断面積を増やせ」
出会いがないから結婚できないと言っている人は男女問わず多いんですが、そういう人がすべきことは自分磨きとかじゃなくて、兎に角出会いの数を増やすこと。
⇒☆CoffeeMeetingを再開したくなった~!
p.119 小谷くんを見ていると、マネタイズは必ずしも重要ではない気がしてきます。
カリスマを育てることがこれからの時代には大切になる
p.124 カリスマビジネスでは、他人のやりたいこと、叶えられなかった夢を集めることが大事。
p.137 自分の人生を影響を与えるかもしれないカリスマ。そういうカリスマたちを、まるで動画サービスのように選択できる、そんな時代でもあります。
p.138 私が提案するのは、「カリスマを育てる」ということ。
p.141 カリスマは自分がやりたいことをやるだけでなく、ファンの願望を上手に聞き出し、一緒に実現しようとします。
p.142 カリスマを応援する醍醐味とは、自分も物語作りに参加するということなんですね。
p.147 このように、個展を開いて本を売ってくれるファンを、西野くんは「セカンドクリエイター」と呼んでいます。
⇒p.148 カリスマの生み出したコンテンツを、ファンが二次的に拡大生産し、世間に広めていく。セカンドクリエイターという存在は、今後ますます注目されるようになるでしょう。
p.168-169 日本では情報リテラシーの二極化が、海外よりも激しいようです。
p.169 格差が固定されると、階級が生まれ、階級特有の文化が生まれると先に述べました。そして、文化を共有する集団は、次第にトライブ(部族)を形成していきます。
p.204 今は、望むと望まないにかかわらず、すべてがカリスマのキャラクターと人気投票で決まります。
p.212 Instagram(インスタグラム)が流行っているのも、物足りない現実の生活を「盛って」アピールするためだと考えれば、理解しやすいでしょう。
p.215 すでにカリスマになった人でも、これからカリスマになろうと頑張っている人でもいい。「推しメン」を見つけて、彼らを支えましょう。そうすることで、あなた自身の人生が充実していきますし、あなたに対する周りからの評価を高めることにもつながります。
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