9月から神戸市内のメンタルクリニックに通院しております。通院開始に伴い、臨床心理士を交えた心理検査を2回に分けて受験(「受験」という表現は何か違う気がしますが...)しました。先週の土曜日(2013年10月5日)に通院した際に、心理検査の結果について、担当の臨床心理士から説明を受けましたので、そのことについて投稿します。
不全感や傷つき、孤立感を強く感じており、疲弊している
心理検査の初日(2013年9月14日)は、抽象的な絵を見せられてどう見えるかを答える「ロールシャッハテスト」や「バウムテスト」による性格検査が実施されました。その結果は...
- 自己や自己の環境とうまくやれていないという不全感や傷つきを強く感じており、疲弊している
- 自己の環境からのストレスや刺激に反応しやすく、ストレスに対向する力は弱まっており、気分的に混乱しやすい状態
- なんとか自分を安定させようと、考え、思いつくことを実行してみて努力しているが、場当たり的になりがちで余計に披露してしまう可能性あり
- 周囲から受け入れられず、孤立していると感じている
というものでした。
極端の高い言語理解能力がもたらす情報処理のアンバランスにより、注意の配分がバラつく・非言語的なコミュニケーションが不得手
心理検査の2日目は、2013年9月21日に実施されました。脳の情報処理に関係する4分野(言語理解・知覚統合・作動記憶・処理速度)の能力を測定するWAIS-Ⅲというものを受験しました。その結果は...
- 能力の間の差が非常に大きく、脳の情報処理の特徴がアンバランス
- 論理的思考には長けている反面、視覚刺激や具体的な刺激を構成することは不得手
- 注意の配分にはバラつきがあり、注意が切り替えにくい
- 言語的に意味づけが曖昧な状況や刺激、日常的なラフなコミュニケーションでは戸惑いが大きい
というものでした。
因みに前述した4分野(言語理解・知覚統合・作動記憶・処理速度)の能力をグラフにすると以下のようになります。
「処理速度が平均を下回っているのが問題」と思われる方が多いかと思いますが、本質的な問題は、「平均を大きく上回っている言語理解とそれ以外の3分野の間の大きな差」です。
発達障害によるコミュニケーション上の問題からウツになった!?
以上の性格検査と発達検査の所見を総合すると、以下のことが言えるようです。
- コミュニケーション上の問題が生じやすい発達的特徴
- 状況に適応しようとして常に緊張感と不安が高く、精神的に疲弊している状態
- 発達的な問題が一次的にあり、社会的な場面での失敗を繰り返すことで、二次的に精神的問題(抑うつ気分や自己否定的なイメージの形成)が生じている
さらに臨床心理士の方曰く、上記の発達的な問題は「広汎性発達障害」「アスペルガー症候群」にカテゴライズされるものだそうです。
なんということでしょう~。10年近く、曲がりなりにもお付き合いしてきた「ウツ」は二次的な症状であって、発達的な問題がまずベースにあったとは...
「toshiyamiyazakiは『ウツ学生』ではなく、実は『発達障害学生』だったのか!じゃあ、今後このブログを続けていく資格を失ってしまったのか?」という葛藤にここ数日悩まされていました。
引き続き「ウツ学生ハック!」はやっていきますよ~
けれども、ようやく昨日辺りに「二次的であれ、曲がりなりにも10年も「ウツ学生」をやってきたのは事実だから、まあ辞めることはないか~」と思い直しました。
というわけで引き続きこのブログでウツに関するハックは紹介していきます。これからもどうかひとつご贔屓に。
昨日は、最寄りの図書館で発達障害に関する書籍を7冊ほど借りてきました。
これらの書籍で発達障害に関する理解・知識を徐々に深めていこうと思っています。
また近い将来、「ウツ学生ハック!」の発達障害版「発達障害学生ハック!」というブログも開設したいなとも考えています。
0 件のコメント:
コメントを投稿