人助けは自分自身の向上につながり、幸せな気持ちになるという研究結果
ボランティア活動は人生の満足度の向上にとって有益
ドイツでボランティアについての調査が行われ、他者を助ける機会が失われた場合にボランティアの人が受ける影響が検証されました。
ベルリンの壁の崩壊直後、まだ東西ドイツが統一する以前の時期に、ドイツ社会・経済パネル調査(GSOEP)の第1弾のデータが旧東ドイツで収集されました。
(この時点では)ボランティアは広く浸透していました。 (その後の)東西ドイツ統一の余波で、ボランティアのためのインフラ(例えば、国有企業と連携したスポーツ団体など)が崩壊し、人々はボランティアの機会を予期せず失いました。
これらの人々と、ボランティア状況に変化のない対照群の人々の、それぞれの主観に基づく幸福度を比較したところ、ボランティア活動は人生の満足度の向上にとって有益であるという仮説が裏づけられました。(前掲記事より引用)
他者を助けることで自分自身の人生も向上
Pennsylvania大学教授のMartin Seligman氏は、著書『Flourish: A Visionary New Understanding of Happiness and Well-being』の中で、他者を助けることで自身の人生も向上させられると説明しています。
(前略)私たちの科学研究によって、親切を施すことは、調査対象としたあらゆる行為の中で唯一、もっとも確実にその瞬間の幸福度を向上させられる方法だとわかりました。(前掲記事より引用)
管理人からの補足
人助けをすることは、「共感脳」を働かせることを意味します。そして、共感脳を働かせることで、自分も癒しながら他人も癒すことができることは、過去の投稿でも取り上げましたね。
他人のために何かをするということは、実は自分を最も幸せにする方法。共感脳を働かせることで、人を癒しながら自分も癒し、よりよい人間関係を築き上げるのです。そして、こうしたよりよい人間関係が広がっていけば、ストレスに悩むことはなくなり、おのずとよりよい社会がつくられてきます。(『脳からストレスを消す技術』p.215)
いきなり「ボランティアで東北の復興支援に行く!」のは無理でも、「u2plus」の「Fun&Can」で、他の人の投稿に「いいね!」「やりたい!」「すごい!」「気になる!」をするだけでも立派な人助けだと管理人は思うのです。
U2plusの「みんなのFunCan」のページのキャプチャー画像
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