今回は、過去の投稿で触れたリスト化についての投稿です。
状況別のリストを持つ
GTD(Getting Things Done)の提唱者デビッド・アレンは、状況別の行動リストを持っておき、出来る状況の時にすみやかに実行することを勧めています。例えば、電話がかけられる状況の時にかけるべき相手を書いておくリストとして「@電話」リストを作っておきます。そして、電話を手にした際にはそのリストを見て、電話をかける相手を選んで電話するということです。
ところが、ウツの人がそのようなリストを持っていても、判断力や思考力が低下している場合、それを実行しようとしても、作業が進まないことがままあると考えられます。さらに時間だけが過ぎ、「何も出来なかった...」と落ち込んだり、「何て自分はダメなんだ!」と自己嫌悪に陥るというパターンになることも想定されます。
「@何も考える気力がないとき」リストを作成
では、そうならないようにはどうするか?状況別のリストを作成する際のポイントとしてアレン氏は以下のように述べています。
(中略)状況や時間、エネルギーが限られていることも多い。重要なのはそのときに選択可能なすべての行動のリストがあらかじめ用意されていることだ。『ひとつ上のGTD ストレスフリーの整理術』(デビッド・アレン著) p.164
ならば「判断力や思考力が低下した状況でやれること」をリストアップしておけばよいということになります。
ロジック:思考力や判断力を使わないタスクをリストアップしておき、それらが低下した状況で実行する
このロジックを具体的なテクニックにするとこんな感じ。
テクニック:「@何も考える気力がないとき」リストを作成
ここで、私、miyazakiの「@何も考える気力がないとき」リストを紹介します。このリストは愛用するEvernoteの「次に取るべき行動リスト」というノートブック内にあり、「@何も考える気力がない」というタグがついています。
- iTunes内の聴かなくなった音楽ファイルの削除
- ノートパソコンのデフラグ
- デジカメのSDHCカード内のピンぼけなどの写りが悪い写真を消去
「何か頭がぼーっとして思考が進まないなあ」と感じるとき(miyazakiの場合は、眠くなる昼食後にこの状況に陥りやすいです)は、Evernoteを開いて、「次に取るべき行動リスト」ノートブック内から、タグ「@何も考える気力がないとき」を選択して上記のタスクをリストアップし、実行しています。上記のタスクはどれも、ただクリックするだけで完了するという極めて単純なタスクです。しかし、やろうと思えばすぐできるけど、ついつい後回しにしてしまいがちなものでもあります。この「やろうと思えばすぐできるけど、ついつい後回しにしてしまう」雑務関係のタスクをリストに加える事が、「何も考える気力がないとき」リスト作成のポイントと言えるかもしれませんね。
では、今回の投稿のまとめです。
ロジック:思考力や判断力を使わないタスクをリストアップしておき、それらが低下した状況で実行テクニック:「@何も考える気力がないとき」リストを作成
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