2013年9月10日火曜日

「揺さぶり体操」で上半身をゆるめる

過去の投稿(「美英雄のポーズで肩こり・首こりを改善」)で、ウツになると姿勢が前かがみになりやすく、肩・首の凝りに悩まされることが多いことを挙げました。今回ご紹介するのも、肩・首の凝りの改善に役立つものですが、より正確に言うと、凝り固まった上半身を「ゆるめる」ためのハックとなります。ではいつものようにハックを「ロジック」と「テクニック」に分けて説明いたします。

ロジック:凝り固まった上半身を「ゆるめる」

筋肉や関節が硬いと、「ストレッチをして柔らかくしなきゃ」と思うことが多いですが、『筋肉は伸ばさず、ゆるめる!4スタンスリポーズ体操』では、従来のストレッチとは異なる、つまり「(力を入れて強引に)筋肉を伸ばす」のではなく「ゆるめる」重要性を説いています。今回はこの「ゆるめる」という感覚を強調したいと思います。

では凝り固まった上半身を「ゆるめる」には具体的にはどうすればよいか?今回は「揺さぶり体操」というちょっと変わった(ユーモラスな?)体操をご紹介します。

テクニック:「揺さぶり体操」を実行

揺さぶり体操とは、『声に出して覚えたい日本語』で有名な齋藤孝先生が、いくつかの自著で取り上げているものです。具体的には


立ってつま先はつけたまま、かかとを上下させて全身を揺さぶる。揺さぶりながら上半身を横にしたり、前にかがめたりもする

  『気の力―場の空気を読む・流れを変える』p.59




というものです。ちょうど齋藤先生が揺さぶり体操を実践している動画があるので、実際の動きを動画でも確認してみて下さい。

「揺さぶり体操」の動画

再生開始から20~25秒の辺りで、何かのセミナーにおいて齋藤先生が受講生の前で実践している様子が流れます。「細やかなゆらぎを感じながら、振幅が増幅していくイメージをもつ」ことが重要(『気の力―場の空気を読む・流れを変える』より)であり、揺さぶっている最中に、「あー」と声を出しながらやるのも効果的(『なんでも健康法』)だそうです。そして最後の仕上げとして、両手を組んで腕を前・上・後ろに思い切り伸ばします。肩胛骨を意識しながら、肩の付け根の部分を大きく回します(『誰でもグングン力が伸びる! 齋藤式 潜在力開発メソッド』より)。

日常の取るに足らない一瞬こそが健康への手がかり

『なんでも健康法』(齋藤孝/講談社)によると、人間の関節では肩甲骨と股関節が二大基本(p.50)となり、「上半身には力が入っておらず、下半身(特に股関節)で身体をしっかり支える」事が重要なのだそうです。そのための有効な体操の一つがこの「揺さぶり体操」です。また、同書は、日常の取るに足らない一瞬こそが健康への手がかり(p.8)であるという考えのもと、即座にできてユニークな健康法を多数紹介しています。他にもご紹介したいものがあるので、後日このブログでご紹介します。お楽しみに。

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