2016年1月29日金曜日

『大人のための読書の全技術』読書メモ

今回の投稿は、『大人のための読書の全技術』の読書メモです。



書籍係数を出してみることで、読書が習慣となっているかをチェック


p.22 自分の人生や生活スタイルをデザインしブランド化していくためには、二つ、絶対に必要なことがあるからです。

一つ目は、自分をデザインするやり方を先人に学ぶこと。
二つ目は、強烈なモチベーションを持つこと。そのモチベーションは、精神力・思考力と言い換えることもできるでしょう。

p.27 活字量は、基本的にその人の思考速度に比例します。

p.34 収入の中に食費が占める割合を「エンゲル係数」と言いますが、自分の「書籍係数」を出してみるのです。書籍費が、自由になるお金のうち一割未満の人は、読書が習慣として身についていないのではないかと思います。
⇒☆耳の痛い話!つい、図書館ですまそうとしてしまう…。

p.47 読書は垂直次元の思考を高める作業です。それは水平的コミュニケーションとはまったく異質の作業だと言えるでしょう。
 読書によって得た情報や思考を、咀嚼し、自分の中で再構築していくのです。その作業が、個々人の人間性に深み(奥行き)を培っていくことになります。

p.68 一方、快楽としての読書は、たとえば文学を味わうための読書です。


速読モードと精読モードの二つのギアをもつ


p.70 より多くの本を読むためには、速読する本と、精読する本をきちんと選別して、効率化を図るべきなのです。
 ただし、そのとき、あなた自身が、短時間で内容を把握する「速読モード」と、ゆっくりと読む「精読モード」の二つのギアを持っている必要があります。

p.74 読書することにより、頭の中のイマジネーションの世界に遊ぶ。
⇒☆最近、イマジネーションの世界に遊ぶような本を読んでない気がする…。

p.81 言葉というものを中心に据えてはじめて、私たちは自らの感覚や思考、個性などを整理し、人間関係能力を高めることができるのだと思います。

p.87 本は知識で読んでいるものだからです。それゆえ、読書においては、知識の積み重ねがそのまま実質的な意味を持っており、量を重ねていくことで質的な変化を起こす……いわゆる量質転化が起きるのです。

本を読む目的と締め切りを設定すると速読が効果的に身につく


p.92 本を読む目的を設定するということは、つまり、「今読んでいる本の内容を、誰かに説明するのだ」と決めることです。

p.94 一冊を読み終えるまでの締め切りを設定することも、速読を身につけるために有効な方法です。

p.99 締め切りを設定するという意味では、本を買ったら、すぐに喫茶店に入るというのもおすすめです。
⇒☆明日香のコーヒーチケットを買っておこうかな~。

p.104 まず「本の内容を要約できればいいんだ」というゴールをはっきりさせることです。
⇒すべてを要約してある最後の結論から読めばいいわけです。
このように本を逆から読む方法を、私は「逆算読書法」と呼んでいます。

p.113 本文を読みながら、見つけたキーワードに次々とボールペンで丸をつけていくのです。

音読のすすめ


p.131 時には部分的でもいいので、原文を声に出して読み、翻訳してみることをおすすめします。

p.139 そもそも、人間は暗唱して語り継いでいくという能力を持っています。それは長い人類の歴史の中で培ってきた偉大な能力です。

p.144 できるだけ速く、正確に読むという「速音読」の訓練は、速読力と直結しているのです。そして、それと同時に頭がシャキッとしてきます。まさに、「頭をよくするには、速音読にまさるものなし」なのです。

p.145 「クライマックス読み」とは、クライマックスの部分をセレクトしておいて、そこだけ音読するのです。それだけでも、言霊の魅力を体感できるはず!
⇒☆古典小説を音読したくなってきた~♪

p.154 本を読むとき、好きな文章を三つ選んで引用しておくのです。それは一行でも、二、三行に渡っていてもかまいませんし、セレクトの仕方も多少アバウトでまったく構いません。

p.167 音読もそうですが、書き写すとやっぱり身になります。その結果、当時の人々はものすごいスピードで知識を増やしていったのです。

p.170 ある意味では、読書は、人生という果てしない大海原を進むための羅針盤を手に入れるた
めの作業である、とも言えるでしょう。

p.177 福沢諭吉も『学問のすゝめ』や『福翁自伝』などで、「目的なしの勉強というのが大事だ」「修行時代には、これがどのぐらい将来お金になるかとか、そういうことを考えないで勉強するということが大切なことだ」と書いています。
⇒☆翻って自分は今、「これをやればどれくらいのお金になるのか」ばかり考えているな~

柱になって精神力を支えてくれるような古典を一冊、繰り返し読むべき


p.185 私は、柱になって精神力を支えてくれるという意味では、いろんな本を一〇〇冊読むよりも、たとえば『論語』のような古典を一冊持っていて繰り返し読むべきだ、そのほうがよほど効果的だ、と思っています。

p.189 それは、『存在と時間』についての解説書を何冊か読んでから『存在と時間』そのものを読む、という方法です。
⇒☆もう少し、アドラー心理学の解説書を読んでから、原著に当たろうかな?

p.245 バトナ(BATNA=Best alternative To a Negotiated agreement)という考え方があります。
 直訳すると「交渉決裂時の代替策」で、平たくいえば交渉が決裂した際にほかの選択肢を残しておくということです。

p.255 「シズル」というのは焼肉やステーキがジュージューといちばんいい音を出している瞬間を言いますが、広告業界では、消費者の五感に訴えて購買意欲をそそる手法、あるいは購買意欲を意味するのだそうです。

p.255 「トンマナ」という言葉にも出会いました。これは「トーン&マナー」の略で、もともとは広告におけるデザインやコミュニケーションに、一貫性を持たせることを意味します。

デザインシートの7つの項目


p.268 フォーマットに必要なのは、次の七つの項目です。
 ①対象―対象は誰なのか。
 ②タイトル―テーマは何か。
 ③狙い―何のために行うのか。
 ④テキスト(素材)―材料は何か。
 ⑤キーワード(キーコンセプト)―中心となるコンセプトは何か。
 ⑥段取り―具体的にどうやって行うのか。
 ⑦仕込み(裏段取り)―準備は何をするのか?

私はこれを「デザインシート」と呼んでいて、講義をどう進めるか考えるときにも使っていますが、これらの項目に、目的に合わせた内容を書き込んでいくのです。

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