2013年8月5日月曜日

「落ち込みやすい曲」で沈んでおいてから「盛り上がれる曲」で気分展開

昨日読んだ『週末号泣のススメ』(安原宏美著/扶桑社)という書籍で、音楽に関するハックがあったのでご紹介します。


落ち込んだ時には「アップテンポで盛り上がる曲でも聴いて気分を盛り上げよう」と考えてしまいがちです。しかし、うつ病の患者に盛り上がる曲を聴かせたところ、自殺を計ったケースを医者の日々原氏が取り上げていたことをこの書籍では指摘しています。


では、音楽を用いて元気になるには一体どうすればよいのでしょうか?


「落ち込みやすい曲」で沈んでおいてから「盛り上がれる曲」で気分展開




自分の好きな曲を「落ち込むパターン」と「盛り上がるパターン」に分けて持っておくといいそう。人間が元気になるには、一度沈んで泣いてという助走が必要なんだね。

(中略)

「落ち込みやすい曲」で沈んでおいてから「盛り上がれる曲」で気分展開

『週末号泣のススメ』(安原宏美著/扶桑社)p.157

「音楽療法」の言葉に「同質の原理」というものがあり、これは、「今の気持ちと同じような音楽を聴いて、 気持を代弁してもらう」というもので、精神科医アルトシューラーが提唱しています。

私が思うには、いきなり「盛り上がれる曲」を聴いて、落ち込んだ気持ちを打ち消したり楽しい気持ちにそのまま置き換えようとするのではなく、落ち込んだ気持ちをそのままの形で一度表出させることをまず行うことが重要なのではないでしょうか?

普段から音楽を聞くのが好きな方は是非取り組んでみてくださいね。


0 件のコメント:

コメントを投稿